マツコロイド再び? 無表情ロボットがお年寄りを笑顔に

介護の世界には続々とロボットが導入されていますが、今までとは一風変わったロボット「テレノイド」ってご存知ですか?

「テレノイド」とは上半身型の遠隔操作型アンドロイド。

日本テレビ「マツコとマツコ」を見たことがある人にはピンと来るでしょう。マツコ・デラックスそっくりのテレノイドを、マツコがスタジオで遠隔操作して、マイクを通して街行く人々とコミュニケーションするというものでした。


左がマツコデラックスのアンドロイド。最初は気持ち悪かったのに、回を重ねて行くうちに愛着が……。

マツコロイドの生みの親は大阪大学 特別教授石黒浩氏。

「街でロボットが働く姿を夢見て研究開発を行なってきた」というだけあり、まさに理想のインターフェイスはマツコロボットのような人間型。そして近い将来にはいろんな人と関わるロボットが登場するだろうとテレビでも予測していました。

無表情なテレノイド登場

そこで、石黒氏が開発した最新型のアンドロイドがいよいよ登場です。必要最小限の見かけと動きの要素のみを備えた遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」。体重2700g、身長50㎝。

YouTube テレノイド デモより

YouTube テレノイド・遠隔介護サービスより

YouTube テレノイド・遠隔介護サービスより

「テレノイド」は人の存在感を持っているため、遠隔操作側の言葉などを「テレノイド」に投影しやすいのだそうです。

そしてATR(株式会社国際電気通信基礎技術研究所)が介護施設でなどで行なった実証実験によると、特に認知症で入院している高齢者が「テレノイド」抱いたり膝に乗せたりして会話をすることで、被験者の不安が消え、情緒が安定する効果がみられることがわかってきたのだそうです。

なぜ感情移入できるのか?

テレノイドは年齢や性別が特定されないように、あえて無表情に作られているそうです。私たちが見ると、一瞬ちょっと怖い感じを受けますが、しかし高齢者はこれを見ても怖いとは思わないのだそうです。

人間の脳は受ける情報量が少ないほど想像力が湧いてくるようにできていると言われますよね。この場合、認知症の高齢者は、テレノイドに身近な人を重ね合わせ、親しみを持つことができるそうです。

介護の世界にテレノイドが担う役割は大きそうです。

【外部リンク】

無表情ロボット 介護に優しい笑顔が|NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_0301.html

テレノイド計画 http://telenoid-planning.jp/
テレノイド デモ(YouTube) https://youtu.be/fDlfem8KPcA
テレノイド・遠隔介護サービス1(YouTube) https://youtu.be/N9JyDQlHo1A

大阪大学大学院基礎工学研究科 知能ロボット研究室(石黒研究室)http://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/

日本テレビ マツコとマツコ
http://www.ntv.co.jp/matsuko-matsuko/