祖母と両親の架け橋に。介護の仕事をしていて良かった瞬間

祖母が寝たきりになり、認知症も酷くなって反応もしなくなったと両親から聞いてました。

そこで、両親が還暦を迎えるにあたって、休みを取り、両親や子供達と祖母の入院先の病院へ行きました。

祖母は、点滴で何とか命を繋いでいる状態で、両親が声を掛けても反応がありません。

両親は「もう声も出ないね」と一言。

しかし、私が見るに、祖母の視線には誰も写っていない状態で声をかけていたので、私が祖母の視線の先に顔をだし、

「ばあちゃん、久しぶり。あ、その顔はわいの事忘れた顔だね。」

と笑うと

「Sくん」と一言。

声が出た。顔がわかった。反応があった。覚えていた。

それらに両親や看護師がビックリ。

「ばあちゃん、息子も来とるよ」と伝えると父親の名前を呼ぶ。

「ばあちゃん元気そうでよかった。」と手を差し出すと、ばあちゃんが布団の中から両手を出し握りしめてくれる。

そして、手を引き、顔を撫でてくれた。

諦めたらコミュニケーションはとれない。

しっかりとばあちゃんに声を、姿を、体温を、気持ちを届けるんだ。

介護の仕事をしていたから諦めずにすみました。

色々なモノを伝える事が出来ました。

最期にあたって、両親と祖母の架け橋となれるのは、介護の仕事に携わっていたからこそ。

この仕事をしていて良かったと思った瞬間です。

 

ペンネーム:SOさん(ケアマネージャー)

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SOさん、ヘルプマンだからこそ気づき行動できたお話を紹介していただき、ありがとうございました。そして、ためになるポイントがいくつかあったのでメモした次第です。

「諦めたらコミュニケーションはとれない」

・視線の先に顔を出す

・声を、姿を、体温を、気持ちを届ける

私自身にとって、いつか似たようなことが起こった時に「コミュニケーションを諦めない!」と思えるエピソードとなりました。

 

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