おばあさんに言われた「私ね働きたいんだけど…」

この前の夜勤の時のお話です。

時間は4時頃。

ちょうどその時は仮眠の時間帯だったもののなかなか休めず、起きていて暗闇の中調べものをしていると可愛らしい足音が。

フロアに来られ「お兄ちゃんちょっと部屋まで来て」と言うので一緒に行くと、僕の腕をつかんでいきなりお部屋に。

なぜかその祖母さんが自ら部屋の鍵を閉め、その祖母さんがベッドに座りふーとため息をついていたので

「どうしました?」と近づき目の前に座り目線を合わせると、

突然私の横に座ってと。

心の中ではいいのかなぁと。その祖母さんの横に座りドキドキ(笑)

ある意味、女性の横に座るのは本当に久しぶりで(笑)

するとその祖母さんの顔が僕の顔に近づき内心少し驚いたけど、僕を襲うのではなく突然、

「私ね働きたいんだけど」と…

思わずホッとする僕、そして同時に声かけに悩んでしまった。

ねぇ働くところはない?と…

その時、僕は「僕の祖母祖父が農家やってるからどうですか?」と声をかけてみた。

「そうしたら本当に?」

「お金は安いけどどうですかね?」と言うと

「お金じゃないんだよ?」とその祖母さん。

「僕の祖母祖父なら平気だし、人手不足だから平気ですよ。」と言うと「んじゃ宜しくね」と。

「まだ朝早いから少しでも休んで下さいね」と居室から出て廊下を歩く僕。

その祖母さんの想いに考えてみる。何か役割を提供できたらなと…

 

朝起床の声をかけると、お祖母さんは「おはよう」と。
さっきのことは忘れてしまっている様子だったけど、大切な何かを教わったなぁと思いました。

 

ペンネーム:上野宣明さん(介護)

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「お金じゃない」という言葉におばあちゃんのいろんな想いが詰め込まれていますね。このおばあちゃんにとって何かの役割を担うということがとても大事なことなんですね。上野宣明さん、素敵な投稿ありがとうございました。

 

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