パーキンソン病の奥様とご主人は、かっこええご夫婦。

あるご夫婦。パーキンソン病の奥様と一緒にご主人が付き添われ、毎日ご夫婦で散歩をされる。私は挨拶を交わすくらいしか面識はなかったんだけど…

昨年デイのオープンの為、営業をしていたとき、ある方から紹介され、以来ときどき介護のアドバイスをさせてもらったりするご夫婦。

暮れにも「どうしたら進行を防げる」と聞いてくださったので、私が関わってきたパーキンソン病の方の話をさせて頂いた。

それから3か月。
毎日の散歩から、二人で協力しあえることとして、山登りを始めたそう。
すごいなあって単純にそう感じました。

二人でピアノの練習も始めたそうです。
奥様の手の震えもあまりみられず、前よりずっと朗らかな様子。

ご主人の話しだと、薬との相性やコントロールの加減も出来て来た。
幻視にも(私に)言われたように、うまく付き合ってきましたが、最近はあまり幻視もない様子。
前より前向きな妻にびっくりしてるくらいです、と。

奥様も、「二人で同じ趣味を持つことや、協力しあえることでお互いにイライラしなくなった」と。

もちろん介護保険なども使えるからうまく活用して下さいねと伝えたら、

「無駄な活用は後生のご迷惑になるでしょ、だから必要なところだけお願いするけれど、今は二人で助けあえてるから大丈夫ですよ」って。

私は拍手をしました。
「介護職員としてあるまじき発言かも知れないけれど、施設に頼らない生き方、私はそれを願います。出来るなら、施設が減り、介護が死語になればいいんです」と熱く語ってしまいました。

お二人はケラケラ笑いながら、「貴女みたいな明るいスタッフさんがいたら、喜んでお世話になりますわ」と

私は「とんでもないです(≧∇≦) でも、そんな日が来たら、誠心誠意お手伝いしますね?」

3人での立ち話の間、沈丁花の香りがふわっと包んでくれていました。
実際には、パーキンソン病は治らないし、進行は余儀なくされます。でも、関わり方次第で、それさえ生きていく上での過程みたいに捉えられたなら、人はその人が持つ『強さ』と『命を取り戻す』そんな気がしました。

かっこええご夫婦やなあと思いました。

ペンネーム:tennさん(フリーランス介護職)

現場でのリアルな声とやりとり。介護が死語になればいいというtennさんの熱い思いや、お互いに協力しあって助け合うご夫婦の様子に胸があつくなりました。tennさん、素敵なご夫婦の様子を投稿していただきありがとうございました。

みなさまからの投稿も首を長〜くしてお待ちしています♪

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